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3.高校時代の友達
高校卒業して、三年経つが、洋助とは付き合いが続いていて、月に一回くらいの頻度で飲みに行く。
「最近、どうよ?」
居酒屋でいつも通りのお決まり文句から、会話が始まった。
「金がないんだよ」
「おっ、どうした? 貸そうか?」
「いや、一時的に借りれば助かる訳ではなくて、ずっとお金のある状態が続けばいいなと思って」
「そりゃ、みんな、というか、ほとんどの人がそうだよ。働かなきゃ金ないよ」
「そうなんだけどさ、バイトしている時間が勿体ないんだよね。ほら、俺、目標あんじゃん? バイトの時間をその勉強にあてたら、早く合格できると思うんだよね。なんか、金持ちになる方法ないかなあ」
「そんな方法知ってるなら、俺がとっくにやってるよ。金持ってる人に聞いてみるしかないよ」
「そうだよねー」
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