第1話 始まりのヒロイン

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「では、自己紹介を」 「はい」 美少女は担任に催促されると黒板に名前を書き始める。 『福山輝』 輝「皆さん初めまして、今日転校してきたフクヤマヒカリと申します。どうぞよろしくお願いします!」 基本的な転校生構文なのだが、その声から真面目さ、明るさを印象付けられる。 「えー、福山さんは親御さんの関係でこの学園にきたそうだ。みんな仲良くやれよ」 「「「はーい」」」 「席は、安藤の横が空席分だったな。織神、終わったら席準備してやれ。安藤は揃ってない教科書とか見せてやれ」 「「うぃーす」」 担任はそうやって言うと、持っていた紙を委員長に渡し教室から出ていった。
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