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授業が始まる前に3人で輝の机たちを運ぶ。
夕「えっと、福山さんで合ってるよね?」
輝「合ってるよ、福山輝だよ」
和紀「あー、自己紹介してなかったな、俺は織神和紀」
夕「僕は安藤夕」
輝「おりがみ君とあんどう君ね。これからよろしくね」
机を和紀が、椅子を輝が、夕が輝に配られた教科書や書類を持つ。
輝「織神君、安藤君重くない?私のなのに軽いもの持っちゃって」
和紀「いいさいいさ、むしろその椅子だって俺が持てるのに」
机を肩に担ぎ片手で支える和紀が手招きで椅子を要求する。
夕「和紀、それは嫌だって福山さん言ったろ?」
輝「これは私事なんだから私にも仕事させてよ!」
福山さんは自分のことはきっちりとやりたい性格のようで、机運びも自分だけでやろうとしていた。
はっきり言ってこんな娘がマンホールから出てきたことがびっくりだった。
夕(いや、別人だろう)
夕はそう思わずにはいられなかった。
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