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スーツケースに詰められた荷物はあっという間に片付いて、
ぼんやりと彼を待つ。
どれくらいたっただろうか、
ドタドタと慌てた様子で駆け上がってくる音が近づいて来て、
バターンとど勢いよくドアが開いた。
両手いっぱいに荷物抱えて、
ゼイゼイと息をしている。
「なお君……大丈夫?」
「お、おかっお菓子適当に買ってきたから」
「ありがと、でもこんなに?」
「2件回ったから」
「ごめん、のり塩ポテチなかった?」
「いや、レジに若い女の子がいて……買えなくて」
?、なお君が言わんとすることがわからなかったけど。
取り合えずグラスを用意する。
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