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休日、私は親友と待ち合わせに選んだ飲食店に向かった。到着するとすでに三人の旧友が集まっていた。
「久しぶりー!」「元気ー?」などと声を交わしながら私は席についた。近況や学生時代の思い出を話し、たくさんの冗談を飛ばしあい、その空間は喜びで溢れかえっていた。
無限に続くかのような、しかしいつの間にか過ぎ去っていた喜びの一時がお開きとなり、私は親友と2人でふらつくことにした。
「今日は楽しかったねー」と私。
「ホント。久々にみんなと会えてよかった!!」
「あいつら相変わらずだったね」
「そうかもしんない笑。でも…」
「なに?」
「あんたはなんか、変わった気がするよ」
「そう?え、どこが?」
「どこがっていう質問は、難しいよ笑」
「なにそれー」
「なにそれなんだけどさ笑、でもさ」
「…なに?」
「私はずっと、あんたのこと心配だったの」
「…心配?」
「うん」
「……心配停止?」
「違うて」
「私君に心なんて配ったっけ」
「いや心を配ってるのは私だよ?」
「あーそうなんだ。でーええと…どうゆうこと?」
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