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あとがき
これはなかなかハードな話ですね。僕も書いてて気が滅入りました。なんでこんな話思い付いたのかなって。
簡単に言えば10人の女性が監禁される、といったお話です。
そもそも官能小説を書くにあたってジャンルをそれぞれ決めていたんですけど、監禁系はどうかなと。でも1人だけじゃ広がりようがないし、かといってあまりに大勢だとリアルじゃないし。10人がちょうどいいかなって。
でもいざ書いてみたら多かった!!!!!!途中で殺そうかと思ったもんね。でもそれじゃ犯人はただのサイコ野郎だし、監禁される側もする側も何か問題を抱えている方がいいのではないかと。
だとしたらただ監禁してエロい拷問が続く、なんて在り来たりな展開は気が引けるな…じゃあ少しミステリーチックな感じにしようと考えました。一体何故この10人なのか、みたいなね。でも1人の男性が10人の女性に恨みを持つって相当な因果関係ないと…
そんな時に見かけたニュースで、些細な逆恨みから事件に発展したというケースを見ました。ああ、この世界普通に生きているだけで色々な人間から恨みを買ってしまうものなんだなぁと考えた時に、この話の流れを思いつきました。
しかしですね、10人ともなると監禁される側は色々と心変わりするんじゃないのかなと。じゃあその心変わりは何なのか、まさかまだここにいたい…しかしそうなるとどのような経緯でここにいたいと思うのか、性的な拷問が癖になった、それいいね!みたいな感じでこのお話を思いつきました。
とはいえ性的な拷問って何するの。ということで色々と調べまして、性癖でも何でもないスカトロを入れ込んでみました。物は試しみたいな感じで一応スカトロ系のアダルトビデオ見てみたんですけど、特に心変わりすることはありませんでした。あーよかった。危ねぇ危ねぇ。
でも排泄物って人によっては屈辱に感じるし、結構話の流れとしてはアリなんじゃないかなと。
こちらは後日談になりますが、最終的に彼女たちは犯人を逆に150日間監禁する流れになったわけです。じゃあ150日後はどうなんねん。そうです、普通に解放されます。というか飽きるんです。「150日って長くな〜い?」「何かそろそろだるいよね〜」みたいな。そこの素っ気無い感じも女性っぽいというか、いつまでも犯人の男に執着するのは違うと思いまして。男も不憫だね。しゃあないか。
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