A国とB国は仲悪い

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A国とB国は仲悪い

昔々、とある国とこれまたとある国が争っていた。とある国とはA国という名で知られる。これまたとある国とはB国と呼ばれている。A国とB国は、昔々のそのまた昔から仲が悪い。本当に仲が悪い。A国の子供は、B国の人間は四足歩行と教えられる。そしてB国の子供は、A国の人間は未だにマンモスを石器で狩っていると教えられる。つまり死ぬほど仲が悪い。そしてここ数年は異様に関係が悪化している。最低限の貿易などはあったが今はとんと無くなった。何故そこまで悪化したのか、それは各国のトップに起因する。A国の王 サルマネ・ミザル三世とB国の王 キョウケン・ボウアタリ十六世。この二人は少年時代を中立国のC国で過ごしている。彼らも昔は仲が良かった。国同士の関係もまだましだった。だが、二人が国に戻ると関係は急激に悪化した。C国が中立の立場を取り続ける中、明日A国とB国の戦争が始まる。
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