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「仲いいんですか?」
「…全然」
「すごくいいよー!!」
またしても正反対の答えが返ってきた。
悠真さんは私の隣に座っていたノアを蹴り出す。
ノアさんは逃げるように私の隣から離れて向かい側のソファーへと座る。
そして私の隣に悠真さんが腰を下ろす。
「えっと…?悠真さんとノアは友達?なんですよね…?」
はっきり状況が飲み込めない私は戸惑いながら質問する。
「まぁ、知人だ。昔から知ってるな」
「そんな冷たくないでしょー?素直に言えばいいのに〜。親友だよって!」
「…Noah」
「What's up?」
「Shut up a little」
悠真さんが英語でノアに何かを伝えると、ノアは首を竦める。
「オーケー、オーケー…仰せのままに」
私は英語は得意じゃないから、今の会話はよくわからなかった。
「悠真さん、英語できるんですね?」
「…少しだけな」
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