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「ははっ…」
「!?」
急にツボり始めた悠真さん。
私はただただドギマギする。
「やっぱ、澪は可愛いな」
微笑みを溢す悠真さん。
その笑顔はきっと私にだけ見せてくれる笑顔。
私も嬉しくて悠真さんを抱きしめ返す。
「悠真さん、大好き…!」
「俺もだ」
私はそっと目を瞑る。
悠真さんとの距離は0センチ。
──もう何も怖くない。
隣にあなたがいてくれるから。
花は今咲き誇る。
乱れる花は漆黒の王に囚われる。
end
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