5 パーティに参加する私

2/2
前へ
/12ページ
次へ
こうして月子は陽平と一緒に会場の居酒屋に行く雰囲気になった。 二人はホテルのエレベーターに乗った。 そして一階のボタンを押した。 『当ホテルをご利用いただき、ありがとうございます。楽しい思い出を作ってくれよな』 ……なんでここまで? 「しっかし、良い声だよな。この声優さんて」 「え」 「セクシーだし。俺さ、この人が担当しているアニメは全部観てるんだ」 「……」 こんな彼と乗ったエレベーターは月子にはそれは長い時間に思えたのだった。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

98人が本棚に入れています
本棚に追加