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こうして月子は陽平と一緒に会場の居酒屋に行く雰囲気になった。
二人はホテルのエレベーターに乗った。
そして一階のボタンを押した。
『当ホテルをご利用いただき、ありがとうございます。楽しい思い出を作ってくれよな』
……なんでここまで?
「しっかし、良い声だよな。この声優さんて」
「え」
「セクシーだし。俺さ、この人が担当しているアニメは全部観てるんだ」
「……」
こんな彼と乗ったエレベーターは月子にはそれは長い時間に思えたのだった。
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