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巫女ナール(気になーる)
「おいっ、知ってるか?東洋のお姫様とか、女の騎士は着物の下、何も穿いてないらしいぞ?」
戦時下なら、魔物と間違えられそうな猫型亜人の“コンラッド”がヒゲを得意そうに震わせ、獣臭い息と共に大口開口、ドラ声でトンデモ情報をのたまう。
だが、それを一笑にふせないのが、悲しき自身の性…
「マジか、するっとノーパン?あ、この言葉いいね!流行るぞ。すると、ウチのパーティで言うと…」
一兵卒こと“イッペイ”である俺の視線は大剣(斬馬刀と言うらしい)を軽々と担ぎ、こちらに歩いてくる巫女風衣装の和風女騎士“ナル”に固定し、一気に気分が冷め、しごく冷静にゴロゴロ喉鳴らしのコンラッドに振り返る。
「無理だな…殺されっぞ?」…(続)
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