「特集 生まれ変わりました」その後 ――「エブリスタ10周年」の通知に関連して――

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「特集 生まれ変わりました」その後 ――「エブリスタ10周年」の通知に関連して――

     本日6月2日の通知にあった「エブリスタ10周年」というお知らせ。「重要なお知らせ」という分類になっていますから、本当に『重要』なニュースなのでしょう。  私自身はエブリスタを使い始めたばかりなので、「へえ、10周年なのか」という程度で特に深い感慨はないのですが、『使い始めたばかり』とはいえ、そろそろ3ヶ月。時の経つのは早いもので、そうこうしているうちに、いつのまにか1年、2年と積み重なって、いずれは10年に達するのかもしれません。  この「エブリスタ10周年」というお知らせを読んで、少し興味深かったのは、『リアルタイム妄想コンテストを開催します!』という話でした。  エブリスタに登録して以来、今まで7回の短編コンテストに合計19作品を書いて応募してきたくらい、短編コンテスト大好きな私です。また、募集から10時間以内に投稿というのも、即興執筆が好きな私としては、興味津々。  でも『1000文字以内』という条件が、ちょっと私には向いてなさそう。今のようなWEB投稿を始めて2年足らずで、100を超える完結済作品がありますが、そのうち1,000文字以下は2作品しかありません。ここがネックになるので、興味の度合いは『少し』に留まるのでした。  むしろ、一番「おっ!」と思ったが、『この1年間エブリスタが取り組んだこと』の二番目として書かれていた『作品が埋もれない。新しい作品にどんどん出会える』という記述でした。  具体的には、列挙されていた中の一番上、「年間48回の作品特集の実施」ですね。ちょうど先月、作品が一つ特集で紹介されて、「エブリスタの『特集』掲載の宣伝効果、凄いなあ」と思っていたので、それに関して、少し数字を披露してみようと思います。  前々回の「特集 生まれ変わりました」の続きのようなものです。  私の作品『「ウイルスって何ですか?」――ウイルス研究者の異世界冒険記――』が特集で紹介されたのは、5月7日のことでした。  作品が「読まれる」ということで言うならば、「ページビュー」「読者」「本棚」あたりが適切な指標になると思うので、それぞれの5月のデータを掲載してみます。  5月7日の前後に注意して、見てください。        4ee4e3a2-f79c-4f47-9a65-31eb1456dec0       52da623d-1619-4121-9d73-cca91450091c       44315ba3-2759-4d3f-940e-393a5fe19521         5月7日の前後で急増しているのが、一目瞭然ではないでしょうか。  特集に掲載された5月7日の直後だけでなく、5月20日前後に、もう一山あるようですが……。これは5月17日に作品が完結した影響かもしれません。  例えば「小説家になろう」では完結作品の新着が20作品、「カクヨム」では完結した長編作品の新着が4作品、トップページに記載されますが、エブリスタには、そういうコーナーはありませんよね? トップページに掲載されるのは「最近投稿された作品」であって「最近完結した作品」ではないので、いわゆる完結ブーストのようなものは期待していなかったのですが……。  特集で紹介された作品の場合は、たとえ掲載から少し遅れたとしても(少し後になって特集を読む方々もおられるでしょうから)、そこで『完結』マークが表示されるのは、さらなる宣伝効果に繋がるのかもしれません。  まあ、完結ブーストの有無は別にしても。  これだけ見ると「紹介される前は全く読まれていなかった」ように思われるでしょうが、一応、4月も「ページビュー」「読者」「本棚」が少しはありました。それぞれ 231、62、13 です。4月4日に投稿開始した作品だったので、27日間の合計です。  平均すると、1日あたりの平均が、それぞれ 8.6、2.3、0.5 ということになります。1日あたりの最大(最も多かった日の数字)を見ても、「ページビュー」が55、「読者」が6、「本棚」が2でした(挿絵として掲載したデータにあるように、5月の『最大』は、それぞれ 138、19、5 となります)。  4月のデータと比較しても、5月7日以降は凄いですよね!  明確な数字として、「特集」掲載の宣伝効果を思い知らされた形です。それがあったので、本日の『作品が埋もれない』という言葉に、とても重みを感じたのでした。    
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