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「特集 悪いやつら」その後(後編)
イチオシ作品の影響については、前編で終わりということで。
もう一つ気になっていたことがあるので、後編は、そちらの話です。
6月18日の特集で紹介していただいた作品は、長編シリーズの1作目でした。ならば、そこでシリーズ自体の存在を知ることで「特集で掲載されたのは1作目だけだが、2作目にも興味を持った」という方々は、おられるのでしょうか?
シリーズ2作目は、ちょうど特集の直前(6月17日)に完結した作品であり、もはや更新による宣伝告知はない、という状態でした。
それが、6月18日以降の数日間、1作目と同じように読んでいただけたようです! その作品そのものは、特集に紹介されたわけでもないのに!
『異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス(2)「季節はずれの肝試し」』アクセスデータ(6月)
いや「読んでいただけて」と言っても、「読者」や「本棚」で見ると、あんまり……。
だから、あくまでも「ページビュー」における話です。
少し興味深いのは、厳密には「6月18日以降の数日間」ではなく、それより2日くらいズレた感じに見えること。このタイムラグは「1作目を読み終えてから2作目を読んでくださる」という想定に合致しますよね。嬉しいデータです。
では、さらに。
同じシリーズの外伝長編を見てみましょう。
こちらは、現在まだ連載中の作品なので、更新による宣伝告知という影響もあるはずで、少しわかりにくいデータになりそうですが……・
『私が愛した女騎士(『異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス』外伝:エピソード0)』アクセスデータ(6月)
あれ?
むしろ「毎日更新!」の効果がないくらい、真っ白ですね! データとしてはスッキリわかりやすい!
そんな『真っ白』な中、21日から23日までの三日間だけは、例外的な感じです。こうなると、これも「6月18日にシリーズ1作目が特集掲載された効果」と考えて良いのではないでしょうか。
そんなわけで。
こうして、特集掲載後10日あまり(2週間弱)のアクセスデータを眺めるだけでも、
「シリーズ長編が特集に掲載されると、同じシリーズの別長編にも、その宣伝効果は及ぶ」
と思えるのでした。
本当に、ありがたい話です!
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