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少し前回の補足 ――PV解析の話の続き――
前回のエッセイの中で、少し誤解を招く言い方があったかもしれない、と思ったので補足します。エピソードごとのPVが「カクヨム」では表示される、と記したのは良いのですが、その点「小説家になろう」については、述べていませんでしたからね。
例として示した「小説家になろう」のアクセス解析ページ。あれは、あくまでも解析のトップページであって、『部分別』というボタンをクリックすると、エピソードごとのPVも表示されます。
ただし、厳密にはアクセス数ではなくユニークアクセスであり、あちらのシステムでは、2日経たないと表示してくれない形。つまり現時点で見られるのは一昨日以前なのですが、ちょっと適当な例が見当たらなかった(一昨日のアクセスは0という作品ばかりだった!)ので、かなり古いのをお見せしますが……。
こんな感じで、「小説家になろう」では、ある特定の一日に、どのエピソードにアクセスが何人あったのか、表示されるわけです。
例示したのは、確か作品完結日のアクセス解析だったと思います。だから最後のアクセスだけ多いのは、おそらく「前日までに、その前までは読んだ」という、連載を追ってくださった方々なのでしょう。一つ前も二つ前より多いですが、これは「前々日までは読んでいたけれど、前日は読みそびれた」という方々の分なのでしょうか。
……などと、エピソードごとのPVを比較すると、色々と想像できるわけです。
特にわかりやすいのは、序盤のPVの変遷ですね。完結作品として告知されたことで、作品の存在を知ってもらえて、それで読み始めた方々もおられるのでしょう。
でも、エピソードごとに『第1部分:20人』、『第2部分:17人』、『第3部分:13人』、『第4部分:11人』と段階的に減っているのは、そこで読者が脱落した、という証。
……というわけで、長編作品の場合、エピソードごとのPVがわかると、色々便利なのですよね。それこそ、作者によっては「読者離れの多いエピソードにおいて、では何が悪かったのか」まで考察する方々もおられるようですし。
ちなみに、前回、全く名前を挙げなかった「セルバンテス」。一応、そこも私が利用させていただいている小説投稿サイトなので、補足として、そちらのアクセス解析画面も例示してみます。一応、これが『アクセス解析画面』に相当すると思うのですが……。
エピソードごとのPVもわからず、時間ごとどころか、日ごとのPVもわからない、ごくごくシンプルな解析画面です。
一応『ユニークユーザー』と『ページビュー』を比較することで、読者の途中脱落はわかる形でしょうか。ちなみに、この作品は全30話を一括で投稿したものなので、もしも全ての読者が最後まで読んでくださったら『ページビュー』は『ユニークユーザー』の30倍、半分の読者だとしても15倍以上になるはずなのですが……。
現実はこれですからね。ダメだこりゃ、と思いました。
さて、それでは、エブリスタはどうでしょう?
とりあえず、現時点で一番話数の多い作品で見てみます。
一応、これがアクセス解析ということになるのですよね? 『アクセスデータ』と記されていますし。
改めて眺めてみると、シンプルな形式。「小説家になろう」「カクヨム」「セルバンテス」の中では、「セルバンテス」に近い感じです。
……と思ったのですが。
このエッセイを書くにあたり、こうしてアクセスデータをジロジロと見た段階で、初めて『詳しく見る』があることに気づきました(笑)。
早速クリックしてみると、『ページビュー』『読者』『スター』『本棚』に関して、日ごとのデータが出るのですね! あら、これは便利。
ただし、この『詳しく見る』でも、エピソードごとのPVはわからないのですよね。少し残念。
まあ私個人は、エブリスタでは基本的に恋愛短編を投稿するつもりですから、それはそれで構わないのですけどね。ほら、『恋愛小説と女性読者のためのサイト』と思って来ましたから。もちろん恋愛小説には長編もあるわけですが、私自身は、ちょっと恋愛もの長編を書く自信はないですし。
一応現在、恋愛もの以外で長編や中編の連載もしていますが……。とにかく読んでもらいたい作品とか、女性受けするかもしれないと期待している作品とか、特に女性受けするとは思えないけれど「カクヨム」で女性読者から好意的な感想をいただいた作品とか。
そういう、一部の例外ばかりです。いや、こうして列挙すると、結構ある気がしてきましたけど。
それに「カクヨム」の例もありますからねえ。実際に使っていくと、登録時の予定とは大きく変わることもあり得るわけで……。
まあ、どうなるかはわかりませんが。とにかく、エブリスタを楽しんでいきます!



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