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お風呂から出ると、コーヒー牛乳を購入し飲んでみる。
火照った体から一気に熱が逃げ出し、とても気持ちが良い。
まだ鋭い目つきで、私を睨んでいるお婆ちゃんに、軽く頭を下げてから銭湯を出た。
夜風が短くなった髪をなでると、とても心地よい。
あぁ、なんて幸せなんだろう。
家に戻ると、静まり返った部屋に一枚の紙が置かれていた。
大家さんからで、今月の家賃請求と水光熱の請求書が挟まっている。
電話は解約しているので、こうやって直接出向いてきたのだろう。
合鍵で中に入ってきたのかな? 居留守確認も含め、首を吊るようの縄を隠しておいて正解だった。
エッチな本やDVDは散らばっているけれども、まぁ、いいよね。私のじゃないし。
その日は、ぺったんこになった布団に横になって、眠ることにした。
疲れるなんて、随分久しい感覚で、眠るという行為もうまくできるか、わからなかったが、体は自然と電源が落ちるようになっており、私はすぐに微睡の中へと誘われた。
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