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「赤ちゃん…産めない女でも良い?…これ以上、大河を好きになるのが怖い」
「そんなこと俺は気にしない。それより…『海』を可愛がってくれる女性じゃないと…。俺も先輩のこと、紗雪のこと日に日に好きになってきて…あの夜からずっと気になってた」
「ありがと…やっと話せた…」
アタシから重ねた大河の唇も
繋いだ手も交わした言葉も全部が温かかった。
凍てついてた心が少しずつ溶けていく。
今度は大河の胸で泣いたアタシ。
「今度いつか海ちゃんに会える?」
「ご飯でも食べに行く?3人で…」
「うん」
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