三人の歩く道…

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833468ad-6534-4840-9bff-8a5cdb9ec3d9 「月が綺麗…」 サユキが空を見上げると、南の空高く昇った満月が白く二人の顔を照らし、 そこには初めの頃よく見てた可愛いアピールをする笑顔があった。 a3fd4cdc-3dfa-4699-9b70-624d858b006f 「会社じゃこれまで通り『先輩』でいいけん」 「ん、分かってる」 「じゃ、ここだから。タクシー呼ぶよ」 「いい、歩いて帰る」 「ダメ、タクシーで帰れって」 「分かった」 ーー宝町3-2までタクシー1台お願いします。 「3分で来るって」 それから程なくして着いたタクシーに紗雪を乗せ帰した。窓を開けて手を振る彼女が可愛く映る。
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