▼プロローグ

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「……ごめんなさい」 「……別に。謝るなよ。新しい彼氏と……幸せにな」 「……うん」  ──そう言って俺のもとを離れていった、君は。  ──たった……たった数日後、何者かに殺されて、無惨な姿となって発見されました。  ──そう……死にました。 「何故なんだ……!何故……!何故……何故っ!君は……幸せになるって、言っていたじゃないかぁぁぁあっ!」  とめどなく溢れる涙。   俺の瞳から。  涙はもう、流れない……──。
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