000 プロローグ

1/1
前へ
/9ページ
次へ

000 プロローグ

暗幕があがる。 いささか、早かったかな。 生まれも育ちもこの世界で。 永遠なんて思ってた。 終りがあるだなんて、思ってもみなかった。 神様は、どこまでも残酷で。 君は、どこまでも優しい。 苦しい時の君頼み。 計算して、計画して。 こうして今日も助けられて。 さすがとしか、言いようがないよ。 幸せとしか、言えないよ。 スーパーヒーローだよ。 折角くれたこの機会。 そして、この契機。 たくさんの感謝と。 ちっぽけな勇気と。 つまらない誇りと。 衒いのない言葉を全部詰め込んで。 届け、この想い。 「楢本、君が、大好きだっ!」
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加