放課後は本の虫

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放課後は本の虫

彼女は部活にも同好会にも入らず、いつも教室や図書室で一人、本を読んでいる 『今日はここか』 「あ、先生、おつかれ!」 『相原は部活やらないのか?』 「やらない、続かないもん」 『やってみないとわかんないだろ』 「体験行った。けど続かない」 『色んな本は読むのにか?』 「本は別。自分とは違う世界だから」 彼女が言うこともわかる気がする 周りは好きなことやりたいこといろんなことがあってその中からスポーツだったり音楽だったりする それが彼女にとっては本というだけなのだ
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