2410人が本棚に入れています
本棚に追加
課長はそれを聞くと、少し考えこんだ後で「それはすまなかった。お詫びにプロジェクトが終わった夜に食事に行こう。」と誘ってくれた。
すごくすごく唯は行きたかったが順が美幸に告白する運命の日だったので「その日はすみません。高岡が勝負の日で一緒に食事に行くんです。翌日はどうですか。」と課長に聞くと、
課長は「駅前のイタリアンに行くのか?時間は19時から?」と聞いてくる。
その通りだったので「その通りです。でもなんで?」と言ったところで、注文していた料理がきた。
料理がきたので、この話は終わり二人は料理をぱくつく。
課長は約束通り、ハンバーグを少しくれた。
この日を境に二人の関係は元に戻り、朝も課長がいるので二人でコーヒーを飲んでから仕事をしている。
前と違うことは、色々あったので課長との距離が近くなり色んな話をするようになっていた。
行きたい場所とか、好きな食べ物の話とか。
話の流れで行きたい場所に一緒にドライブに行こう、おいしものを食べに行こうと、社交辞令でも課長からそう言われると唯は嬉しかった。
好きな気持ちに蓋をしたはずなのに、その蓋ははずれかかっている。
その後プロジェクトも順調に進み、唯はミスをすることなく大成功に終わった。
最初のコメントを投稿しよう!