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「正確にはハーフです」
俺の返事に彼女は「ははっ」と笑った。
「そうだったな。いつ見ても見事な金髪だから、つい」
何が"つい"だよ。
「よっ、と……」
奴は誰に許可を取る事もなく、椅子を足し、俺とハヤテの間に腰掛けた。
「……にしても、いつ会いに来てやっても人の顔を見ない奴だな」
会いになんか来んな。寧ろさっさと何処かに行けよ。
「おい」
「なっ!」
頬を両手で挟むな!
「やっとこっちを見たな」
いや、無理矢理あんたが向かせてんだよ。
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