第1話 アルフォンス(帝国軍人・空軍第三部隊"蝶"所属)

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「正確にはハーフです」  俺の返事に彼女は「ははっ」と笑った。 「そうだったな。いつ見ても見事な金髪だから、つい」  何が"つい"だよ。 「よっ、と……」  奴は誰に許可を取る事もなく、椅子を足し、俺とハヤテの間に腰掛けた。 「……にしても、いつ会いに来てやっても人の顔を見ない奴だな」  会いになんか来んな。寧ろさっさと何処かに行けよ。 「おい」 「なっ!」  頬を両手で挟むな! 「やっとこっちを見たな」  いや、無理矢理あんたが向かせてんだよ。
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