ifアリス王子と結ばれたら~

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不思議な指輪の力で異世界に飛ばされた私 そして意図的に現代の世界に飛ばされたシンデレラの王子様 お互いの世界ではすれ違ってた二人が異世界で再会してからの話 王子様と再会した 「依然何処かで会いませんでしたか?」なんてお決まりのナンパな台詞をこんな異世界でするとは思ってなかった ずっとずっと憧れてたシンデレラの王子様 そんな王子様に別の世界で告白されてたなんて正に運命的な出逢い 私を置いて帰ってしまった白雪姫の王子様 どうやらこのままこの城で暮らしていかなくていけないらしい。 いくら運命的な出逢いをしたといっても気持ちが受け止めきれない 私の気持ちは違う方に向いてしまっていたから‥‥‥そんな私の気持ちを王子様であるアリス王子は気付いていてそれでも優しく接してくれてる。 白雪姫の王子様に会うまでの私なら喜んでアリス王子の手を取ってこれから開かれる舞踏会の厳しいダンスのレッスンも頑張って受けてただろう。 そもそも物語では運命の相手であるシンデレラを探す舞踏会なのに后様は第一王子であるアリス王子の婚約者として私をお披露目する気満々だ 「そんなに難しく考えないでいいからね」 「そう言っても‥それにシンデレラだってきっと来ると思うし」 物語とは逆らってアリス王子は既にシンデレラを知ってる。しかもどうやらシンデレラは灰被りで継母達に苛められて過ごしてはいないらしい。合コンみたいに色々なパーティーに足を運んでは違う貴族の男性を連れてると言う。 「来ても僕には関係ないんだけどね」 「‥‥‥」 「やっぱり踊りは難しい?」 「そうじゃなかったら逃げて来ないです」 「敬語抜けないなぁ」 そう、私は厳しいダンスのレッスンを抜け出してアリス王子の執務室に居る。 しかも一度や二度とじゃないくらいの常習犯 最初はアリス王子に抜け出した廊下で発見されてどうせ逃げるなら僕の所にお出でと言われて来た。 ノコノコ着いていくのは良くないと思ったけど変に廊下に一人で徘徊してる方が危ないと 后から言われ、アリス王子の所なら仕方ないと何だか許可が貰えるから頻繁に匿って貰ってる。 逃げてる癖に場所がバレてるってどうなの? アリス王子と二人っきりで最初は凄く緊張してたけど淡々と仕事だけをこなす姿を見てて段々と緊張が溶けて今ではソファで紅茶を戴いてる 白雪姫の王子様はいきなりキスするくらい俺様的だったけどアリス王子はそんな性格じゃなくて本当に物語の王子様って感じ 年齢も私と同い年って所が落ち着きに出てるのかも知れない。
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