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恋、感染
「あー戻って来るの遅い!」
校舎から出て先程の桜の木の下まで行くと、木野下さんと後輩2人が一緒にいた。
「あ、一緒に来た良かったよ愛ちゃん!先輩と仲直りできたんだね」
「あ~なんか最近元気なかったのそのせいか~先輩と喧嘩してたんだねぇ」
『喧嘩、してないけど』
「・・・・ってかあんた達目赤いけど、大丈夫?泣いたの?」
『あ、うんまぁ』
「すみません、色々あって」
そう言ってはにかむ私と貴女を木野下さんだけは怪訝な表情で見てくる
「何かあんた達、なんかあった?」
『へ?!いや・・・・』
何かあったと聞かれ咄嗟に貴女を見ると、貴女は私を見てすぐに赤面した。つられて私も赤面すると何かを察したのか木野下さんは卒業証書を握り潰した
え、今めきょって
その卒業証書入ってる筒結構堅くない?
「木虎ァ説明しろや」
「え?!」
『ちょっ木野下さん?!』
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