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『はっ・・・・疲れた』
「大丈夫ですか鴻上先輩」
相変わらず追いかけてくる3人にうんざりしながら走る私と貴女
どこまで行けるかな
「どこまで行けますかね」
『どこまでだっていけるんじゃないかな、私達なら』
一瞬目を見開いた表情をした後で貴女は幸せそうに笑った。あぁ出来ればずっと貴女には笑っていて欲しいな
「そうですね、2人でならどこまでも行けますね」
『うん、行こうどこまでも』
貴女が初めて私にキスをした時、それは貴女だけの熱だった・・・・だけど
それはゆっくり伝わって、染み渡ってじんわりと身体に入り込んだ
この熱はもう、貴女だけのモノじゃない
貴女の熱が私にも感染した
どうか、この熱が消えないように
今は誰よりもそう思うよ
END
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