その① カズヨシ

13/53
前へ
/702ページ
次へ
ある日の放課後、私は学校から駅までアユと歩いているた。 すると前から、からコウタロウとソータ、そしてカズヨシが歩いて来た。 カズヨシの姿を見つけた私の心臓はドキン!と跳ねた。 しかし、コウタロウとソータとは「おぉ!」「久しぶり〜」などと適当な会話をしたが、結局カズヨシとはまた一言も話さなかった。 と言うより、話せなかった。 あのイカツさと言いガタイと言い、今までに絡んだことのない人種のようで、私からは話しかけられなかったし、向こうからも話しかけてこなかった。 そのまま一瞬だけすれ違ったものの、三人とはすぐにバイバイした。
/702ページ

最初のコメントを投稿しよう!

341人が本棚に入れています
本棚に追加