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名前をつけてから少しすると、ルークがお腹を抑えだした。 「キュッ、キュイー」 「ルークどうした!?腹が痛いのか?!」 「キュイキュイ」 ルークは顔を横に振り、悲しそうな顔をする。 腹が痛いわけじゃないのか? 「あ…もしかして腹が減ったとか?」 「キュイー!」 今度は顔を縦に降り、ニコッとした。天使か? どうやら腹が減った、で確定ぽいな。 「じゃあ取り敢えず何か買ってき………ドラゴンって何食べるんだ?」 王道で行くなら肉だが、魚という可能性もある。野菜という線もゼロでは無い。 いやそもそもまだ生まれたてなのだからミルクか? …待てよ?漫画とかだと大体人間くってるよな?もしかして人間という可能性も…。 いやいやいやまさか!そんな事あるわけないじゃん! ………。 うぉおお!やっべぇ!そう考えると人間としか考えられなくなってきた! 「…ルーク。俺を食べておっきくなるんだぞ」 「キュイッ!?」 ルークは顔を横にブンブンと凄い速さで振っている。 なんだ人間は食べないのか。良かった…。 「うーん。じゃあ何を食べるんだろうか…?あっ!そういえば説明書みたいのあったじゃん!」 卵と一緒に入っていた紙。恐らくあれに書いているだろう。 俺は段ボールの近くに置いていあった紙を拾い上げ読んだ。 「なになに…。餌は基本的になんでも食べられますが、市販で売っている国が作った餌を与えれば、ドラゴンの属性、種類を変更できます」 なるほど…餌によってドラゴンの育成方向が変わるってわけか…。 一度、スーパーに行ってみないと分からんな…。 「よっしゃスーパーいくかルーク!」 「キュイー!」
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