来たか

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「煽り運転」が話題になって久しい。 「あおり」自体は、昭和の頃からあったもので、 遅いクルマを無理やり抜いたら、ムキになって抜かれたクルマが追いかけてきたとか、 大型トラックが気になったので、乗用車でかわして行ったら、 トラックの運転手の逆鱗に触れて、追いかけ回されるとか、 昔から、似た話はあったが、人は死ななかった。 今の「煽り運転」は恐ろしい。 煽った挙句、相手の車の進路をふさぎ、降りてきて、暴力沙汰、死傷事件。 何を考えているのだろう? と、正直思う。 大体、渋滞を走っていて、前後左右に4台の車がいても、 あなたを含めて、ドライバー5人は、全く別のことを考えています。 ある人は、彼女とのデートのことを考え、ある人は、渋滞を逆恨みし、 ある人は、今夜の晩ご飯のメニューを悩んでいる。 大体、ドライバーはみんな、安全運転に集中し、交通法規を守るものだ、という思い込みが甘い。 ドライバーは、みんな自己中心的で、自分が得するためにクルマを使っている。 機嫌の悪いドライバーもいれば、憂さ晴らしのためにクルマに乗るドライバーもいる。 先日、私は、運転の手順を間違え、左折したいのに、右レーンで、交差点に近づいてしまった。 減速し、ウインカーを上げ、車の流れを待った。 ところが、その行動、私が手順を間違えたことが悪いと、 左折後、私は、軽自動車にハイビームで、1キロほど煽られ、やがて、前方を塞がれた。 ドライバーが降りてきて、ガーガー、怒鳴り始めた。 「来たか」 私は、窓もドアもロックして、iPhoneを取り出し、動画を撮り始めた。 もともと私のクルマは、ドライブレコーダーが、前後を録画しているのだが、念のため。 相手の勢いが止んだ時に、「この動画、警察に出します。」と言ったら、 相手は、一発、私のクルマにケリを入れて、逃げていった。 私はそのまま、警察へ。 危険運転と、脅迫と、器物損壊。 相手は逮捕されたという。 今時、ドラレコも知らないとは、お笑いである。
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