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3:夜になっても なかなか寝ない
私は夜型の人間だ。
低血圧というのも関係しているのか、朝早くは起きられない。
それに寝ることが趣味であるから、睡眠時間を削るなんてことが出来ないのである。
昔、6時間睡眠を3日続けたら、体調不良で倒れて保健室まで運ばれたことがある。
それくらい私にとっての「(長時間の)睡眠」というものは大切であり、必要不可欠なものなのである。
しかし、夜はいつまで経っても寝られない。次の日の朝がしんどくなるとわかっていてもなかなか寝付けない。
これは私が赤ちゃんの頃からだった。
昼寝をせず、夜は元気に起きていて、朝はずっと寝る。
夜型、朝型というのは遺伝子レベルのものらしいから、きっと今後変わることは無いだろうと思う。
朝早く起きるか、夜更かしするかだったら断然後者を取る。
週末の夜なんかは気づけば朝日が昇っているなんてこともざらである。
しかし、最低でも8時間は寝ないと体が持たないので、平日はいつも11時頃までに寝ることを心がけている。
(心がけているだけで実際にできている訳では無い)
夜型、睡眠量が人より多い、このふたつはどう考えても損である。
基本仕事は朝からものが多いし、睡眠時間が短い方がその分趣味や勉強に時間を回せる。
私は要するに燃費が悪い、と言うやつなのかも知れない。
私の母は所謂ショートスリーパーというやつである。(私にとっては、なのかもしれないが)
毎日平均睡眠時間が5時間程度。
私だったら1日で病院送りだ。
そんなに短い睡眠時間で体が持つのか正直心配でもある。
睡眠時間を多く取った方が長生きする、とは言うもののそれは本当なのだろうか。
マンガ家の水木しげる先生は長生きだったが、自身の作品で、
(何の作品かまでは忘れてしまったが)
「睡眠時間を取っていないマンガ家はすぐに死んでいった」
「私は睡眠時間を沢山とるからこうして長生きしている」
と言ったようなことを語っていた。
長生きするかどうか、という観点で言うと確かに睡眠時間を多く取った方が良い。
しかし、使っている時間、という観点で考えるとどちらも大差ないのかもしれない。
睡眠時間を削って、その時間で好きなことをして早くして死ぬ。
睡眠時間をしっかりとって、長生きして、その分好きなことをする。
前者を桜に例えるとするならば、後者は石だろうか。まるで木花咲耶比売と石長比売のようでもある。
時間は有限である。
どちらの使い方が本人に合っているのかは既に決まっているので変えられようがないが、もう少し足掻いてみようかとも思う。
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