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風呂上がり。
2人の子供たちの寝顔を見てから誠也は寝室へ向かった。
千晶がちょうど寝間着に着替えていた。
「千晶さんはお風呂いいの?」
「ええ、もう入ったから」
佳澄の家で。
上を着替え終わった千晶は今度は下を脱いだ。そのまま下の寝間着に手を伸ばす。だがその手を誠也が止めた。
今年で32歳だというのに出会った頃より変わらず、むしろより美しくなった千晶。
着替え途中の千晶を後ろから抱きしめ、その生肌に触れる。
薄暗い寝室で千晶は恥ずかしそうに身をよじらせたが、それを気にせず誠也は千晶の耳に口付けた。体の向きを変えてそれに応じる千晶。
着替えを置いていた椅子に千晶を座らせ、膝を立てて足を広げさせた。
「恥ずかしいわ··········」
「大丈夫だよ、千晶さん」
"千晶さん"という呼び方が昨夜の佳澄に重なり、再び千晶の体が熱くなった。
誠也は千晶の前に跪き、千晶の中心を隠す下着を荒く脱がせる。露わになったその中心はどくどくと全体で興奮を表現していた。
いつもより活きがいい。
誠也はまず指で触れた。
千晶が声を抑え控えめに喘ぐ。それを面白くなく思った誠也はより力を込めた。
誠也の触れ方に佳澄の触れ方が重なる。
千晶を求める気持ちは互いに変わらないのに、その奥にあるものがどこか違うように思えた。
しばしの間、指や舌でその熟れ方を確かめる。
「行こうか」
満足した誠也は少しふらつく千晶を連れてベッドに入った。
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