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千晶を押し倒し強引に唇を奪う。
顔を逸らし逃げようとする千晶。
いつもの戯れだ。
誠也は千晶の寝間着と下着を一気に押し上げた。
晒された膨らみに誠也は手を伸ばす。 誠也の手のひらと同じぐらいの大きさ。この歳にしては豊満な方だ。それを欲望のままに貪る。
「んんッ···············あぁっ」
千晶が声を上げた。
いつもなら興奮するはずなのに。
誠也の中には何か違和感があった。
再び唇を奪う。
そのまま千晶の髪を払い首筋に顔を埋めた。
千晶の匂いをいっぱいに吸い込む。
そこで誠也の動きが止まった。
誠也がゆらりと上体を起こす。
異変を感じ、千晶は閉じていた目を開けた。
馬乗りになったまま下を向いて動かない誠也。
剥き出しの二の腕を掴んでいた誠也の指先に、徐々に力が籠る。
「違う」
誠也は低く呟いた。
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