愛の呪詛

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「あの、ほのかさん、ここ普通に大学なんですけど」 「ほのかと佳澄の仲でしょ?」 ほのかの大きな瞳が佳澄を捉える。 「近い近い」 照れたわけではないが周りの目が気になって佳澄は目を逸らした。 「今日佳澄の家行っていい?」 「なんでそうなるのよ」 佳澄が嫌そうな顔をするとほのかはさらに迫った。 「慰めてよ」 ほのかが上目遣いでそう言った。それを見て佳澄はやれやれというため息をつく。 「引っ越したんでしょ?楽しみー」 佳澄からの許可を得てご機嫌になったほのかは、すぐに離れ再びサラダを食べだした。 ほのかは佳澄が女が好きということを知る数少ない友人の1人だった。
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