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ベッドに上がるなり千晶は佳澄の太ももに乗り首に腕を回した。先程のキスといい、えらく積極的な千晶に照れながらも佳澄はそれに応じる。
いつも上から見下ろす千晶の体や顔が正面に迫り、それを恥じらうことなく佳澄に密着させる千晶に佳澄はますます興奮を覚えた。
目の前の鎖骨に唇を吸い寄せると千晶の腰がわずかに動いた。
鎖骨から胸と胸の間の骨の部分に顔を埋める。千晶の先端はすでに緊張と高揚より可愛らしく尖り佳澄が触れるのを待っていた。
胸を寄せ佳澄を窒息させようとする千晶を視線を上げて見上げるといつかの面影が重なる。
それを振り払うように佳澄は腹から手を回し千晶の先端に触れた。佳澄の上で千晶の体が跳ねる。
千晶の甘い吐息が耳にかかる。
指の動きを止め代わりに口でそれを食んだ。
口の中で舌を動かす度に腰を反らせて喘ぐ千晶に絶え間なく愛を注ぐ。
優しく歯を立てると一際大きく千晶は反応した。
強くしない。
敏感なところには優しい甘噛みを施す。
「あッ·····っぃ·····」
欲が出て少し強くなってしまったようで、痛みと快楽の隙間を彷徨う千晶の声が上から降ってきた。
壁にもたれている佳澄は膝を立てて千晶を自分の太もものつけ根の辺りまで来るように誘った。
2人の太ももにはすでに互いの漏らした液が伝っていた。
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