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首に回された千晶の腕が少し緩み、千晶の綺麗な顔が佳澄の正面に近づいた。
千晶の髪を掻き上げその輪郭を愛おしいとばかりになぞる。
耳、額、瞼、鼻筋、頬、そして唇にキスを落とす。
間近で感じる千晶の吐息や声は何にも勝る。それらが興奮を増長させ、さらなる興奮を呼ぶ。
それの繰り返しで2人はさらなる世界に進む。
口の中で2人が絡まる音が互いの体と耳の奥に響き何も見えなくなる。
うっすらと目を開けると千晶は目を閉じ全てを佳澄に預けていた。
指を下腹部から中心に向かわせる。
千晶の体に少し力が入る。
2本の指で花弁をなぞるとそこはぴくり痙攣した。
他の指で割って入ると液が絡みつく。千晶のぬめりが自分の太ももを伝い自分の中心にも流れてくるのを感じた。
千晶にも私のものに触れて欲しいという思いが過ぎったが、今は千晶に集中しなくてはならない。
いつも口で奉仕するが今日は指だ。
真奥に指を滑り込ませる。痙攣に合わせ指を動かすと千晶が可愛らしい声を発した。
もっと、もっと奥へ。中心へ。
思いが先立ち自分のものまで興奮しだした。
一つになる感じが堪らなかった。
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