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紅潮した千晶の顔を見つめながら動きを一層激しくする。
次第に高くなる千晶の声。
動く腰を捕まえていなければ千晶は倒れてしまっていただろう。
やがて千晶は静かになった。力なく佳澄にもたれる。
でもそれを見ても止まれなかった。
ぐっしょり濡れたシーツと伝った液を感じる。
もっと、私を
その想いの強さに自分でも驚いた。
まだ、佳澄は高揚していた。
背中の壁の冷たさと反対に体は熱くなるばかりだ。
物足りない、そういう思いが燻っている。
私にも触れて欲しい。
あなたの手で、私に
佳澄は自分の腕から垂れ落ちる千晶の手を取った。
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