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セリの教育の甲斐もありタチにもネコにもなりうる佳澄だったが、自分がタチとしての役割を終えた後物足りないと感じたのは初めてだった。
いけないことかもしれないし、もし千晶が途中で意識を取り戻したらどう思われるかわからない。
でも、止まらなかった。
千晶の指を自分の中心に触れさせた。
全て自分のことだし、これから自分が何をしようとしてるのかもわかっている。
それでも興奮は収まらない。
痙攣する自身の真奥に千晶の指で刺激を与える。
想像以上の快楽に声が漏れそうになる。
けれど千晶を目覚めさせるわけにもいかず必死に堪える。
放出しきれなかった快楽は行き場を失いさらなる液の分泌につながる。
千晶の指を使って、佳澄の意思で刺激を与える。
この行為自体に興奮するし、この状況にも興奮する。
千晶の長く綺麗な指は佳澄の液で汚れ、そうとわかっていても止まれない佳澄はいよいよ声を抑えられなくなった。
吐息の中に瑞々しい声が混じる。恥じらいと興奮を孕んだ吐息は千晶のものとはまた違った色気を含んでいた。
ぴくりと千晶の指先が動いた。
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