悲色

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悲色

悲しみは 水彩絵の具のひとしずく 真っ白なキャンバスの上 何処までも滲んでゆく 麗らかな春の陽射しにパステルカラー 眩い光あふれる中で 一条の涙の跡が見え隠れ 悲しみは悲しい色では描けない そんな視線と交われば 昨日の瞳と愛の語らい      
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