猫のマグカップ

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「分かったわ。なんか最近お疲れのようだけど、大丈夫?」 「肉体的疲労より精神的疲労がひどくてな。今日寛太のところ寄って帰るから。」と告げると休憩室を出る。 休憩室に数人人がいて、明らかに俺たちの会話を聞かれていた気がする。 変な勘違いされてないといいが、と思いながら企画部に戻り仕事を終わらせた。 帰り道、寛太の喫茶店に寄った。 店に入るなり「オムライスね。」と言ってカウンターに座った。 寛太が俺の顔を見るなり「ひどい顔してるな。なんかあったか。」と心配そうに言いながら水を出してくれている。 出してもらった水を一気に飲むと、俺は意を決して聞いてみた。
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