それぞれの道

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「カタリナ、すぐに騎士団を王城の警護に」 「御意」 「パラム、国軍にてサイクロプスを迎え撃つ....一匹たりとも王都へ入れるでないぞ」 「御意」 パラムとカタリナが連れだって謁見の間を後にする。 「大隊長、いかがなされる?」 「今、王都には5000の兵士がいる....半数を指揮して討伐に向かう」 オルルドを始めとする第二兵団の仇は必ず取ると自分のプライドに誓うパラム。 「では我々騎士団は王城の守備に徹します」 「そうしてくれ」 パラムが兵団宿舎に向かおうとした時だ。 「大隊長ーっ!」 聞き覚えのある声に振り返ると、そこにはボロボロになりながらも愛馬に跨がるオルルドがいた。 「オルルド!貴様無事だったのかっ!」 「はいっ!....兵団は壊滅しましたが、何とか」 「先程、伝令から聞いた。これよりサイクロプス討伐に向かう」 「大隊長、その必要はありません」 オルルドが何を言ったのか、パラムは一瞬理解出来ずにいた。
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