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僕はアル。
漢字で書けば「或」。
この話の案内人です。
この世界の神のようなものです。
僕は、君たちと同じで違う。
いる世界が違うのです。
といっても、そこまで違うわけではありません。
同じでいて違っている。つながっていて途切れている。存在していて存在していない。
この相対する世界。
この文は矛盾している。それは誰もがわかるでしょう。
君たちからすれば、僕らは存在していないのでしょう。
でも、この世界では存在している。
君たちも同じ。
この世界では存在しておらず、そちらの世界では存在している。
僕は神のようなもの。
この世界も結局は存在していて存在していない。
神であろうがなんであろうが、存在していなければ皆と同じ。
結局は皆、同じなのです。
このページにさほど意味はないのかもしれません。
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