隣の佐藤くん

最後の練習

そんなこんなで僕たちも中学３年生になって最後の試合に向けて練習を毎日のようにしていた時、僕は他の友達とキャッチボールをやっていました。「肩も暖まってきたなー」って思いながら後ろにそれたボールを取ろうと後ろを振り向いた時に背中に激痛が走った。
球が飛んできた方向に目をやると佐藤くんが笑いながら会釈してきた。
それに怒りを覚えた俺は佐藤くんに向かっていってグローブを投げてしまった。
それがお腹に当たって佐藤くんが「うっ！」って言って、僕も怒りが治まって一瞬「ごめん」ってなった。
それを見てた他の友達が「佐藤くん謝んなよ！」って言って佐藤くんが「ホンマ…すんません…」って言ってきた。
それを聞いて僕は「えぇぇ何で関西弁なの～この前修学旅行で京都行ったからか？」そう思って怒りながら笑ってしまって、「僕もグローブ投げたりしてごめん」ってなって仲直りしてその日は終わって後日「何であの時関西弁で喋ったの？」って聞いたら「俺とっさに謝ろうとしたら出ちゃった…。自分でも良くわからない。」って、そう言われたら僕は余計に佐藤くんの事が「面白いけど、良くわからない人」のくくりに入ってしまった。

次はバイクの免許を取ってからの話をしたいと思います！