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~僕らの関係4~
まなみ「家まで送ってくれる…?」
僕「…うん」
家を出ると、夏の鋭い夕日が突き刺さる
彼女の家まで送ったが、何を話したか覚えていない
僕「(…帰ったら処理しよ…)」
思春期の男の子だからね
次の日
父「はじめ、迎えが来てるぞ」
僕「?」
父「…気を付けて送るんだぞ」
僕の家庭は、僕が小学5年生、当時約3年前に離婚していて、母親はいない
父が長男の僕を含めて、3人兄弟の世話をしてくれていた
僕「…えっ」
まなみ「おはよっ」
僕「…あ、うん」
まなみ「一緒に行こっ!」
学校へ行くのに通り道ではない
ただ、朝から遠回りしてきたみたいだ
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