13人が本棚に入れています
本棚に追加
僕が扉を叩く音を
君がどんな思いで聞いていたかなんて
これっぽっちも考えていなかった
“自分だったら”に捕らわれていた
ねえ、君は、どうしてほしい?
君の真の髄に触れたくって
手を伸ばしていた
でも僕がしていたのは
君を癒し支えることなんかじゃなくて
君の大切な心を抉っていただけで
でも僕はこれから先は
君が本当の心を見せてくれた時
それを守るために
君と僕で大切にしたいんだ
君の頬に手を伸ばした
温かい涙をなぞった
君のために声を出した
「君は泣いていいんだよ」と
最初のコメントを投稿しよう!