侏儒の咏

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私の人生(これから) 照らす何かはあるだろうか この隘路を征く灯火は 燐寸擦る この灯絶やさず進めるか 考えすぎぬよう 足が止まってしまう 軽率にならぬよう 大切なものも燃やしてしまう 私の手にある一箱の燐寸 灯火手に進んでいけ 足元照らし行方を照らし そうさ燐寸は一本じゃない 吹き消され 濡れて消え 落とし踏まれても 次の一本を擦れ その光は燦然(さんぜん)
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