侏儒の咏
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私の
人生
(
これまで
)
特筆できる何かはあるだろうか 文字にすれば皆ありふれて 本捲る 落丁乱丁 目につけど 思い上がらぬよう 欠点を認めよう 無闇に卑下せぬよう 少しは自分に誇りを持とう 私の手にある一冊の本 物語手に進んでいけ 過去を振り返り未来を見つめ そうさ主人公は自分自身 破り捨て 笑われ 書き損じても 次の一行を書け 時に涙が
潸然
(
さんぜん
)
としても
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