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『『『ギャアアアアアアッ!!』』』
イミテーション達はその爆風により飛ばされる。
「きゃ!?」
「こ、今度は何……あっ!!」
合わせて、驚く彼女達の中でアクセルの彼女だけ、この爆風の状態に気付いたようだ。
「よっ!助けに来たぜ!美穂さん、真由!」
声からして男。若い少年のよう。
その鎧は、手には大きなグローブ、モチーフ的にはまるで胡桃のような物を付けた戦士がいた。
「あれ、元気?もしかして泣いてる?」
「輝君……!!」
「危ないし!泣いてないし!てか先輩つけろし!!」
紹介が遅れてしまった。彼女達の名前……
ビートに変身していたのは『白羽 美穂』。
アクセルに変身していたのは『神崎 真由』。
そして、この爆風を起こした少年の名前は………
『………貴様よくもぉ!!』
真由の背後から、体制を立て直したイミテーションの1人が飛び込んで来る。
「ッ真由ちゃん、危ない!!」
「あっ………!!」
<tune!chaser・cobra!>
『え?』
重低音なシステム音と共に、イミテーションの身に、蛇の様な何かがが巻きつき……
「はい、そのまま空の旅へご案内〜って、なっ」
『う、うわあああああああッ!?』
そのまま、空中へ投げ捨てられた。
「ったく、あんま手間かけさせんなよ。その小学生に手ぇ出したら面倒くせえのが現れんだから。」
こちらも男の声だ。
その身には無骨な、それでいて機械的な鎧に包まれ、その右手には恐らく蛇の様な鞭を体現した白銀の武装を装着している者がいた。
「やっくん、それ真由に聞こえてないつもりで言ってるだろうけど聞こえてっからな」
「ナチュラルに煽るよね、耶俥君……」
「あ」
「あ、じゃないし!!2人とも後で覚えときなさいよ!!」
一点変わって、あまり緊張感がない会話が繰り広げられていく中……
『おのれ……舐めやがって貴様らァッ!!』
再び、イミテーションの軍団が集結する。
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