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「ヒント1、母親がビッチ」
「えっ?」
思わぬヒントに驚いて屈んでいた足を伸ばしかけたが、左肩を抑えられ元の体勢に戻った
目線だけ左側を見ると浅葱先輩が俺の左肩を抑えており、俺の左耳に口を寄せていた
「ヒント2、恋人が2人」
「え?2人?」
つい声が出ちゃった....
ビッチで恋人が2人...2人?!
両耳からクスッと笑い声が聞こえると同時に
左右に居た2人は笑顔で俺の前に立っていた
「答えは、生で3Pをした結果2人分の種が着床した!でした〜」
「笑える。」
2人は顔を見合わせてクスクス笑っていた
笑えねぇよ、俺は
重いだろこの話...,初対面の人にする話じゃないよこれ
「あっ...えーっとその、話していただいてありがとうございます...」
「そんなに重く考えないで!
その2人と母親は別れたけど、その後父親同士でくっついたからハッピー!」
「今母親は日本人と再婚して、ちょー可愛い妹までいるよ。これはハッピーエンド以外許せないよね。」
「ハッピー...エンドですか」
ハッピーエンド!!と2人は笑いながらお互いの脇をくすぐり、じゃれ合っていた
美しい2人が戯れる姿はそれだけで絵になる。美術館で絵画の細部を見るように、しばらくその光景を眺めていた
....よく見たら似てるじゃん
肩を組み笑い合う2人の眉毛の上げ方、目の細め方、口角の上がる角度....
「先輩方は、そっくりですよ」
2人は一瞬何を言われたのか分からず、
ポカンと間抜けな顔をして固まった
「その表情もそっくりです」
2人は顔を見合わせると
「「だろ?」」
似ているだろ?とお互いを自慢するように肩をさらに寄せ合い、美しく微笑んだ
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