アクマガワラウ

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 *** 「……お、魔王から手紙が来ているな。勇者へ、だってさ」  誰もいない部屋の中。  俺はちらり、と隣室で寝かせている美男美女達の方を見て、ひっそりとほくそ笑んだ。 「……ふふ、きちんとお礼の返事書かないとなあ。あんたが“みんなが自分のお金を認識できなくなる魔法”を教えてくれたおかげで……俺は毎日、美味しい思いができてんだからよ。美男美女抱き放題、モテモテハーレム超最高だぜ、はははははっ」
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