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たぶんのホウメン
………………
そこは、見知らぬ薄汚い梁が丸出しの天井……そして鼻がうずく変な匂い?
「おっ!ようやくきずいたか……」
…………
そこには、先の、野生丸出しルック。それは、それでエロイ女が男らしくすわっている……(レーティング設定されるためアソコがちらつくのは、ご想像におまかせする)
「…………なんだあたしの顔に、何かついてるか……」
いや………顔っていうか……
私は、ゆっくりとベッドから上半身をおこす。
…………
汚い……そして黒い……それが私が見たその部屋の第1印象……
「おい!その使った毛皮結構あれだから使わねぇんだったらそこの背骨にでもかけといて……」
…………
背骨……読んで字のごとく背骨の背骨……
そこには、確かになにかの動物と思われる背骨が無造作においてある……そしてその背骨には、何処かで多分、日本人の多くが見たことがるあるであろう例のもののけ方面の仮面が……
そして、そこであくびがてら、鼻くそをほじっているショートボブおかっぱ個性的ファション全開の女……
オレは、設定上、今後のこともあるので思いきって野生丸出し女に聞いて見ることにする……
「あの…………あなたは、宮崎方面のはやおさんのほうの方ですか……」
「…………いや…………ちがうけど……多分、もののけの方面では、ないと思うよ……」
…………
「あっ……そうですかっ!そうですよね!まさかあんな大作パクるとか著作権とかいう前に、ここのアホじゃ到底まとめられないっていうか……」
「ガアガアガア……」
なにやら外が騒がしい……
簡易的に、作られた窓がきしみゆれる
「おっ!きた……」「ちょっと待ってて今からいいところだからっ!」「あっ!お腹すいたんならそこらへんのもの勝手に食べてねっ!味は、保証しないけど……」
え………は………
野生女は、早足でそこに掛けられた木のハシゴを登り屋根(たぶん)へとかけあがっていく……
………………
ガアガアガアガア……
……………… ギシっギシっ
さらに無数に聞こえだす多分カラス?と思われる鳴き声……
………………
ふとベッドの横の窓際を見ればどこかで見たことがあるような小さな黒猫のぬいぐるみ……
………………
「おいぃぃぃぃちょっと待てっ!それっ!たぶんみやざきさんちの違う方っ!」
オレは、そこに掛けられた木のハシゴをかけあがり外(たぶん)へと女のあとをおい出る……
「はえ…………」
そこには……
「な~んだきたの……」
そこには見たこともない果てしなく続く葵と絶景《境界線》が果てしなく広がっていた……
………………
「ガアガアガア」
え?
「伏せてくるよ……」
尋常では、ない強風をなびかせ、その例えば巨大な黒のジャンボジェットがクレーンのような巨大な黄色いくちばしをぶらさげ全速力でこちらへとむかってくる……
いや……ここって……
「はい入った入った」
野生女は、オレを抱え込むかのように黒々しいなにかの懐に潜り込んでいく……
ギエーギエーギエー
耳をおおっても突き抜けるそのうねりのような鳴き声……そしてなんかくさい……
「ここって……」
「え、なに……」
すこし暗がりの中、電車が通る高架下のような感覚……
うぐは… … ……
頭をかかえる…気圧?…気流?……空気がおかしな方向に流れはじめてる……
「きた!つかまって……」
野生女がそういった瞬間……
ーーーーーーーーーー
すべてが自身の中に引きずりこまれるかのような感覚……
「どうだそのむき出しのデケェ金玉もひっこんだろっ!」
野生女は、むき出しに笑う……そして……
「さぁディナーショー🎵」
野生女は、丸出しの色気をかもし出し腰をふるう……
ぎぇぎえアグ…ぐ…ぐ…ぐ…
喰ってる…なんか喰ってる…オレがあおい顔で見上げる上でたぶんなんかがなんかをうすぎたなく喰ってる…
…………
ああ…………たぶんこれは、夢だ……だってオレが今、見上げているコレって……
ぎゅぁぎあわ……ぎゅぁぎあわっ!
「ほうら落とすよ」
「え?……」
ぼとぼとぼとっっっ!
食べこぼし……もし蟻が人間の食べこぼしを見たらこんな感じなのか……そんな感じで頭上から何かの肉やら果実やらが地震でも起きたかという感じで揺れおちてくる。
「はい拾ったひろった」
野生女は、慣れた様子でなにごともなかったように巨大な何かの肉のかたまり(たぶん)葉っぱ(たぶん野菜)などを手に持った革のてさげに無造作にほうりこんでいく……そして…
「さぁいくよっ!」
野生女は、跳ねるように元きた穴へとかけていく……
………………
そこにとりのこされたオレは、見上げれば巨大な眼
やべ……死んだ……まぁ…これ夢か…
スローモーションなのかはたまた高速なのかはたまたオレは、もうすでに喰われてしまっているのか……まあとにかく巨大なクレーン(たぶん)がオレをおおいつくす…
ぅあ……
次にきずけばオレは、元の薄汚い梁が丸出しの部屋の中、腰砕けで座っている……
「はえ?……」
目線を落とせばオレの足には、頑丈そうなロープがバリバリ、イボ結びでくくりつけられている……
「さぁ宴宴」
野生女は、テキパキと手にした戦利品をまるで踊りでも踊るかのようにさばき
はじめるている……
夢?……
いやまて……あれ……オレは、確か秀英社いって河原いって……あれ、小川だっけ……いやあれは、チュヴカブラであれも夢?……
「おいっ!おまえ!肉は、レアかミディアムレアかそれともこんがり派かっ!」
「え?…は?…あっじゃあミディアムで」
「あいよっ!」
…………
いやいやまてまてそもそもこれは、夢なのか……いやこれは、どうなってる?いやなぜにオレの手は、こんなにアライグマラスカル……
………………
ああ…これあれか巻1巻から2巻に変わるからアホが気分転換に、はなし変えたくちか……そうだそうにちがいないだっていくらなんでも……
「おい!お前!お前は、名前何て言うんだ……?」
「え…は?…いや……欄ですけど……」
「欄?」
「う~ん…」
女は、眉毛を人差し指でかきながら言う……
「なんか似合わねぇなぁ~おまえ、今日からおチビちゃん!そしてこれから、あたし出産するからそれ手伝っておチビちゃん」
は?……
これは、夢なのかはたまた、まだ話は、続いているのか?…
オレは、なんの因果か、わけわかんねぇ世界来て、早々にわけわかんねぇ女の出産に立ち会うはめになっていくのである……
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