高校生たちの言葉遊び

　休み時間になると、友達がいない友人は(少し紛らわしい表現ですね…),特にやることもなく、決まってガラケーの電源をつけてネットサーフィンをしておりました(当時はスマホはなく、パカパカと開閉式のものしか存在しなかったんです。片手の親指を隙間にいれ、空間をつくり、遠心力で画面を出す──これがかっこよかったんです笑)

　休み時間に携帯でネットばかり見ていますと、通信量が多くなりその月の請求額が高くなります。友人はネット見放題のプランに加入していたわけではありませんでした。

　というのは、見放題プランは当時月額8,000円ほどしました。親との取り決めで月額4,000円までしかネットを使用できない友人は１カ月でパケット代をやりくりするため、毎日少しだけネットを楽しむと、やることがなくなってしまうものですから寝たふりをしていたといいます。